ダメな子などどこにもいない。

欽ちゃんのお母さんが言った言葉だって。

子供のころ欽ちゃんがテストで２５０人中２１０番だったことがあって

おカーちゃんにテスト見せたんだと。

でもおカーちゃんは「すごいじゃない。後ろに４０人もいるじゃない。」

それで欽チャンはおカーちゃん大好きになった。

４０人しかいない。っていうのと

４０人もいるっていうのとはニュアンスがぜんぜん違う。

人にはいろいろな才能があって別に勉強だけでは人の価値はわからないと

いうのが僕の考えだ。

僕の親は勉強ができない人を人と思わない人達だった。

親ではあるがはっきりいって大嫌いである。

一年に一回は会うが毎回けんかして帰ってくる。

僕は勉強はできたほうだ。

でも無理やりやらされたのであって勉強自体は大嫌いだ。

だからといって勉強が必要ではないと言ってるのではない。

楽しくゲーム感覚でいいのでいいのではないだろうか。

そうじゃないと子供は最終的に伸びないのではないかな。

勉強以外はどんな実績を上げようがほめられたことなど一度もない。

他のうちがうらやましかった。

こんな親にだけはなりたくないと今でも思ってる。

もし死んでも喪主とかやらないと母親にも言ってある。

姉が一番成績がよかったので姉にやらせるように言ったら

姉も拒否した。

僕は自分の親は本当にいい親だったなんてうそを神様の前でできない。

誰にも喪主を拒否される父親などどこにいるのか。

父親が死んだら僕は泣くだろうか。

出席もしたくないぐらい険悪なのだ。

欽チャンは幸せだったと思うよ。

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