先を見る癖

時々見かけるのは人のうわさでも何でも考えて行動しない人がいる。

うわさを聞いてそのまま頭に入れそのまましゃべってしまうという

人種。

こういう人たちに特徴的なのは脳の回路が単純だということなのだ。

考えることが嫌いで先を見ないのだ。

仕事上でも同じである。

これをやったらこの先どうなるのだろうという考えを持たないようなのだ。
経験上考えない人は上にはいけない。

理論的に三段論法式にこうだろう、この次はこうだろう。

だからこうなるはずだ、っていう数学的予測が必要なのだ。

将棋でも武道でも先を見れる人間が達人といわれるのだ。

相手がまだ１mmも動いてもいないのに相手の考えを察知し

攻撃する。

周りは攻撃した方が先に攻撃したと見えてるが、実は

先にしようとしたのは打たれたほうなのだ。

言っておくがよく日本世界チャンピオンならそんなことはできるのではな

いかと思ってるきらいがあるが彼らにはできない。

このぐらいのレベルでは達人などと言えない。

彼らより強い人などいくらでも存在する。

将棋の世界などではお互いの先を見ることなど当たり前のように

やってるようだ。

名人戦などは何手も先も見る達人と達人との戦いだ。

いわゆる世界レベルの人はテニスの世界では伊達公子もいってるように

先を見てるかどうかなのだという。

日本の武道がなぜ今一歩人気がないのかというと、そういうレベルではないからだ。
Ｋ１などでも上のほうに行くと相手の動きを予測しているからだ。

日本人がいまいち勝てないのはこのせいである。

だが彼らのレベルでも日本や中国の達人の前には一瞬にして敗れてしまう。
大会で優勝したぐらいのレベルでは達人などとは決して言えないのだ。